本エントリの情報は古くなったため、更新版となる”VMware製品を安く買う方法 (2018/12)“を書きました。併せて参照してください。
管理人はVMWare Serverの頃からVMware製品を愛用しており、以前はCentOS@VMware Server 2.0@Windows Server 2008という構成で自宅サーバを運用していました。この体制は、VMware Server 2.0公開後まもなく~1年ほど前に自宅サーバをVPSに移設するまで続いたので、6年ほど続いたはずです。
WindowsデスクトップにもVMware Workstation 10(以下WS10)がインストールされていて、そこにCTF用の環境を維持していました。このWS10のライセンスはとある人に頂いたものでしたが、かなり重宝していました。特に有用だったのがスナップショット機能で、検体解析のために特定のツールを一時的に入れた後に元の状態を復元するのに、大いに役立ってくれました。
数か月前にWindowsデスクトップのOSを7から10に更新したのですが、残念ながらWS10はWindows 10をホストOSとできないため、半ば仕方なく個人が非商用で利用する限りにおいては無償のVMware Workstation 12 Player(以下WS12Player)を利用していました。しかし、先日どうしてもスナップショット機能が必要な状況に陥り、当該機能を有するVMware Workstation 12 Pro(以下WS12Pro)の購入を真剣に検討することになりました。
まずVMwareの公式サイトのストアで価格を確認します。ちなみに、数年前に会社で購入した際はパッケージ版で納品されましたが、現在は存在しないようです(価格.comでも出てこない)。
ぶっちゃけ高いです。管理人は幸運にもWS10の正規ライセンスを持っているのでWS12Proのアップグレード版を購入できますが、それでも18,590円もします。少しでも安価に購入する方法としてはvmware.comの米国のstoreでドル建てで購入する方法が有名でしたが、最近はチェックが厳しくなったようで、管理人が試した限りでは以下では日本のストアにリダイレクトされてしまいました。
- ブラウザの言語設定で英語を最優先にする
- vmware.comの英語ページからストアに移動する
- 米国のオープンプロキシを介してアクセスをする
上記に加えて以下を実施した時点で、USのドル建てのstoreページにアクセスできました。この結果からみると、キャッシュやCookieあたりにMyVmwareのログイン情報や過去のアクセス情報が残っていて、それを見られていたのかもしれませんね。
- Firefoxの”新しいプライベートウインドウ”で開いたウインドウでアクセスをする
ちなみにこれでもダメだったらTor経由でのアクセスを試みるつもりでした。確認できた価格は以下の通りです。CSSがうまく読み込まれないためか、表示はテキストのみになっています。
若干ではありますが、円建てよりも安いようです。お目当ての”Upgrade from Workstation 10.x or 11.x or Player 6 Plus or Player 7 Pro – Complimentary – 30 days”は$149.99、日本円換算で17,250円程度(1ドル = 115円換算、執筆時点の2016年2月13日現在の実勢レートは113円強ですが、為替手数料を考慮して)になるため、円建てよりも1,000円強安いことになります。
上記選択肢を選択して進むと、”MyVmwareにログインして、更新対象のライセンスを選べ”と出るので、指示通りに実行します。逆に言えば、事前に既存ライセンスを登録しておかないと更新版は購入できないということですね。MyVmwareに登録されているプロファイルは日本人のものなので、ひょっとしたらここで日本に飛ばされるのかも…と思いましたが大丈夫でした。
storeに戻ったところで突然ポップアップが現れ、10%割引が突然適用されました。結果、最終的な価格は以下の通りとなりました。
なんと表示価格は外税だったことがここで判明。改めて計算してみると税込み$161.99となり、これは円換算で18,629円となるため、謎ディスカウントがなかったらドル建ての方が割高でした。謎ディスカウントが適用されたおかげで、最終的な支払額は円建てで15,834円となり、円建てよりも2,700円ほど安く購入できました。購入手続き完了後、しばらくしてMyVmwareのログインIDとして登録してあるメールアドレスにアクティベーションコードが送られてきました。
今にして思えば、Black Friday 2015の40%割引の時にアップグレードしておけばよかったのですが、2016年2月13日時点としてはできることはできたと思います。