最初に白状しますと、ノイズキャンセリング(以下NC)機能が全く効いていない気がして、Webのフォーム経由でオーディオテクニカに問い合わせようとしたり(会社からだったので結局止めた)、販売店の初期不良の対応を調べたりしてしまいました。
でも、結局のところ自分の利用方法に問題があったことが判明し、NC機能の効果を再認識する結果となりました。以下顛末。
一言で言えば、”カナル型イヤホンを正しく利用していなかった”ということになります。なにしろカナル型の利用自体が初めてだったので、特に意識せずに耳に入って落ちないくらいの状態で利用していた(それでもそれまで利用していた普通のイヤホンに比べれば密閉感は十分にあった)のですが、どこに行っても、NC機能のoff/onを繰り返してみても、どれだけ注意深く耳を傾けても、NC機能の恩恵をまったく感じることができませんでした。
それで冒頭のような行動に走ってしまいました。今にして思えば密閉性が十分でなければ、NC機能の効果を感じることができるはずありませんよね…キャンセルしたノイズが隙間から入ってきているわけですから。
きっかけとなったのは、深夜の自宅でパソコンの前に座っていた時でした。販売店のページを見ながら、パソコンのファンの音が静かな部屋の中でふと気になり、最後にもう一度試してみるか…と思って耳に押し込んだところ、”たまたま”スポッと奥の方まで入ったのです。それで音楽なしでNC機能のみを有効にしてみたら、ファンの音が”明らかに”消えたのを実感できました。
そして、前日までNCの効果を感じられなかった電車の中でも、ちゃんと耳の奥の方まで意識的に押し込んだら、NC機能off/onで明らかにノイズが減少したのを体感できました。ちゃんと正しく利用すれば、絶大とは言わないまでも相当の効果が体感できましたです。思えば20年以上前にワイヤレスウォークマンを持っていましたが(もちろん媒体はテープで、当時3万円以上したはず)、その頃から比べると全く別の時代になりましたね…
再来週はマレーシアに出張なので、飛行機の中で8時間ほど過ごすことになります。ATH-BT04NCには飛行機用のアダプタも付属していますし、Bluetoothを利用せずNC機能のみであれば電池も十分持つようなので、最大限活用してみたいと思います。