*****このページの内容は、WWWアクセス解析スクリプトAWStatsで公開されていたものです*****
WWWのアクセスを解析するということ
このページに立ち寄られる方のほとんどは自分で既にWebページをお持ちの方、もしくはこれから構築しようと考えられている方だと思います。そのような方々全ての共通の関心といっても過言でないのは、
一体どれだけの人がこのページを見てくれているのだろう?
ということだと思います。これだけならWebページにカウンタをつければある程度の数字を取ることは出来ますし、またカウンタならばかなりのプロバイダが設置を許可しています。しかし、
どのページに関心を持っている人が一番多いのだろう?
どの時間帯にアクセスが多いのだろう?
どのようなOS/Browserで見ているのだろう?
というような情報については、なかなか手に入れるのが難しいのではないでしょうか。この条件を入手するには、結局のところhttpdのアクセスログを見るしかないのですが、それを一般ユーザーに公開するプロバイダは、いたとしてもなかなかいないでしょうし、もし入手できてもそれを手で解析するのは並大抵の苦労ではありません。
しかし、もしこのような情報を効率的に解析することができれば、その後のWebページの作成の指針などに活用することができるばかりか、個人的な欲求を満たすこともできるでしょう。
AWStatsとは
AWStatsは、httpdのアクセスログを解析し、視覚的にブラウザで閲覧することが出来る形に整形するPerlのスクリプトです。この手のツールは何種類もあるようですが、知っている限りで一番素晴らしい物だと私は思います。特徴としては、
・UNIXのApacheだけでなく、WindowsのIISでも利用可能
・ロボットに対応(ロボットが調べにきたら、どこのロボットが来たかわかる)
・来訪者の国(Top Domain)、Browser、OSのデータの統計を取得可能
・日付別、曜日別、時間帯別のアクセス状況の統計を取得可能
・検索エンジンからジャンプしてきたアクセスについて、どの検索エンジンから、どのような検索語で検索したかを集計
・多数の言語に対応
などが挙げられます。 AWStatsの一次配布元はhttp://awstats.sourceforge.netで、GPLライセンスに従って配布されています。2011年2月14日時点での最新版は、Ver.7.0です。
日本語版AWStats
元々本家オリジナルのAWStatsは、日本語に対応していませんでした。具体的には、
1. 日本語のユーザーインターフェースがない
2. 検索語集計機能で、日本語の検索語を認識せずに”%95%DB%91%B6″ のように集計される
3. 日本の検索エンジン(gooなど)が検索エンジンとして認識されない
4. i-modeからのアクセスをそれとして認識できない(ブラウザリストにない)
5. 日本語のドキュメントが一切ない
というような点がありました。これらをある程度対応するように管理人が修正をしたAWStatsを公開したのが日本語版AWStatsの始まりですが、現在では”一応”日本語に対応しています。しかし、”完全に”対応しているとはいえない状態で、それを完璧な対応を目指して修正を加えたのが完全日本語版 AWStatsです。具体的には、
・検索語集計機能で日本語を認識するように修正
・可能な限りでの日本の検索エンジンの追加
・ドキュメントの日本語化
などです。詳細については、以下の配布ページを参照してください。
また、WindowsのAnHTTPDを利用中の方で、AWStatsの導入を検討されている方は、こちらを是非参照してみてください。ある程度限定された条件下ではありますが、非常に詳細な導入手順が紹介されています。
Out-of-Dateな情報
以下の情報は、過去にこのサイトで公開していた情報です。過去のAWStatsについては配布元で公開が停止されているので、必要とされる方はいらっしゃらないとは思いますが、一応残しておきます。
AWStats 2.22のインストール方法
日本語版AWStats 2.23の配布とインストール方法
日本語版AWStats 3.0の配布とインストール方法
日本語版AWStats 5.0β版(Rev. 1.335)の配布(人柱限定)
AWStats 5.0完全日本語版のページ
AWStats 6.0完全日本語版のページ
AWStats 6.5完全日本語版のページ
*これらのページは現ドメインに移行した際にリンク切れとなりました。