前回の投稿の中では省略しましたが、実は一度はギガホプレミアへの移行を決断して、プラン変更を行いました。その後取り消しを行ったのですが、その結果としておしゃべり割が消滅 “しかけ” たので、レアケースだとは思いますが誰かの参考になるかもしれないので簡単に経緯を書いておきます。
実施したギガホプレミアへの移行手続き
前回の投稿の中の案4について、検討案の一つとして書いたのですが、実は一度はこの方向で手続きを進めていました。具体的には、以下を実施していました。
- MyDocomoに自身のアカウントでログイン。
- 長女が利用している回線に “お手続き” – “同一名義回線の各種手続き” で移動
(長女の回線の名義は管理人の名前になっていて、利用者が長女になっている) - ギガライト2 → ギガホプレミアへの契約変更予約を実施、手続中におしゃべり割の廃止を同意
(おしゃべり割の提供条件書にある対象料金プランの中にギガホプレミアがないので想定通り) - 続けて、(おしゃべり割が消滅するのであれば実質無料でなくなってしまうので) 5分間通話無料オプションの廃止予約をする
ギガライト2→ギガホプレミアと、5分間通話無料オプションが “予約” となっているのは、これらの変更は次月の1日変更という選択しかない (ギガホプレミアの提供条件書に明記されている) ためです。細かい話はここでは省きますが、プラン変更は以下の3種類があり、変更内容によって選択可能な種類が変わるので注意が必要です
- 変更先のプランの内容が、当月の頭まで遡って適用されるパターン
- 即時変更は不可能で、翌月頭からの変更になるパターン
- 即時変更となり、変更前後の料金が日割りで計算されるパターン
管理人の実体験なのですが、親族がある時入院し、それまでほとんど利用していなかった携帯電話で通話をしまくっていたことが、万単位の請求が来たことで発覚したことがありました。慌ててドコモに電話をしたところ、請求済み分はどうしようもないが、当月については話し放題系のオプションを付加すれば月初まで遡って適用されるという話を聞き、少しだけ傷が浅くなったことがありました (ドコモに電話をしたのは月後半だった)。
ちなみに、MyDocomoのログイン回線単位であり、たとえ契約者名義が同一の回線であっても直接ログインしている回線以外の契約変更はできません。私の場合、長女が利用している回線の名義は自分であっても、長女は自身のdアカウントをその回線に設定していたため、普通に料金プランの変更を普通に行うには本人のdアカウントの認証が必要 = SMSを受信できる必要がある = 本人がいないとできないのですが、“同一名義回線の各種手続き” を利用すれば、同一契約者名後の他回線の各種手続きをMyDocomoで実施できます (その回線に紐づくdアカウントのログインは不要)。これは何気にありがたい機能です。
上記の手続き終了後、続いて自分の回線の変更手続きを行おうとしました。しかし、自分の回線からはどうやってもケータイプランへの変更はできませんでした。以下がそれぞれの回線の変更画面ですが、現在契約中の料金プランは同一 (ギガホライト2) であるにもかかわらず、左側 (長女の回線)でのみ、選択肢として “ケータイプラン2” が表示されていることがわかります。よく見ると、文言も少し違いますね。
MyDocomoで扱える処理はとても幅広く、たいへんよくできていると思いますが (あの複雑怪奇な料金プランをオンラインで処理するロジックを実装・運用していることには、一介のSEとして尊敬の念さえ抱きます)、レアな手続きについてはカバーしきれていない部分があることも事実です。なので、迷わずドコモに電話をして電話でギガライト2からケータイプラン2への変更を行いました。
契約変更は滞りなく終わり、続けてMyDocomoでデータプラスの新規申し込みも行ったのですが、しばらくしてドコモから電話がかかってきて、”ギガライト2→ケータイプラン2への変更はできない” と伝えられました。確かにケータイプラン2の提供条件書を見ると、以下のような但し書きがありました。
管理人の直近購入端末はスマートフォンなので、条件を満たしていなかった訳です。自宅には使っていないドコモのガラケーが1台あるのですが、これは長女の回線に紐づける形で購入した端末なので (長女の契約の変更先にケータイプラン2があるのはこのため)、これは店頭で提示できません (色もピンクですし)。”指定デバイスをご利用中であることを確認できた場合” の具体的な条件は不明ですが、いずれにせよ管理人のケータイプラン2への契約変更は、ドコモ側の都合でキャンセルとなりました (本来であれば申し込みの時点で蹴られるべきだったのでしょうが)。
キャンセルに伴う取り消し手続き
長女の回線をギガホプレミアに変更すると、それだけで2,400円の料金増 (最大割引適用で1,480円→3,880円) になります。また、60GBを本人が使い切ることはないのでデータプラスで容量共有をする前提だったのですが、管理人のプラン変更ができないと想定よりもコスト高になります (\1,980@ギガライト2 → 1,200円@ケータイプラン2の予定だった)。この辺で考えるのが面倒になったので、一旦キャンセルすることとしました。
前述の通り、長女の契約変更は “予約” だったので、料金プランの変更予約と音声オプションの廃止予約を MyDocomoで取り消しました。管理人の電話での料金プラン変更はドコモ側の都合でキャンセルされたのでこれはそのままでよくて、データプラスの新規契約もキャンセルしました。
おしゃべり割が消滅している!
上記の一連の手続きは5月下旬に実施したのですが、6月に入って契約状態をMyDocomoで確認したところ、おしゃべり割が消滅していました。すぐさまドコモに電話を掛けたところ、システムの不具合と言うことで、おしゃべり割を復活してもらうことができました (数日後にはMyDocomoにも反映)。思い返してみると、プラン変更予約時に確かにおしゃべり割が廃止になるという警告は出ましたが、予約取り消し時におしゃべり割が復活するというメッセージは出ませんでした。結果だけ見るとこのような状況がプログラム (の仕様) の想定外だったということになりますが、これは止む無しかなと思いました (“改修中” とのことだったので、問題は認識済みだったようです)。
イレギュラーな手続きをした場合はよく確認すべき
今回に限りませんが、イレギュラーな手続きをした場合は、必ず適用日以降の状況を自分で確認するべきでしょう。契約変更の時には様々な変更内容への同意を求められますが、結果として自分の想定外の事態になっている可能性があるからです。今回の件も、自分からMyDocomoに入って気が付かなかったらそのままだったでしょうし、たとえば数か月後に気が付いたとしたらどうなっていたのかわかりません (ドコモからも “速やかに確認して気が付いたのは幸運だった” と言われた)。
今回の事象を端的に表現すると、変更 (廃止) 予約を行い、それに紐づく形で期間限定の割引サービスの解約に同意した後で変更予約を取り消した結果、割引サービスの解約だけが有効になってしまったということになるのでしょうが、同種の手続きをする方 / した方の参考になれば幸いです。