2011年3月11日は日本にとって、そしておそらく世界にとっても忘れられない日になりましたが、すでにご存じのとおり、日本中の人々が様々な緊急グッズの入手に奔走しています。
1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災の時と今回の地震との大きな違いの一つに、携帯電話の普及があります。当時私は大学3年生でしたが、携帯電話は少なくとも一般庶民には全くと言っていいほど普及していませんでした。今回の地震で、改めて携帯電話が重要なライフラインであることを再認識した方も多いかと思いますが、携帯電話といえども充電が切れればただの箱、全くの無用の長物となります。
非常用グッズの定番ともいえる携帯ラジオの中には、電池などに頼らずハンドルを回すことで充電できるものがありますが、その中には携帯の充電機能を持った製品もあります。しかし、日本で出回っているものでNexus S(もしくは海外製の携帯)で利用されているMicro USB経由での充電が可能な製品は、ほとんど存在してない(あっても明確にそれが謳われていない)のが実情です。
しかし、ひとたび海外に目を向けてみれば、その手の製品は少なからず存在します。今回管理人は以下の製品を購入しました。
反対側になっているのでよく見えませんが、手回しのハンドルが付いていてバッテリーは不要です。手前に携帯電話のアイコンがありますが、ここに付属のコードを挿入して携帯電話に接続すれば、携帯電話の充電ができるようになっています。ちなみに、持ち手の部分にある透明な箇所はソーラーパネルになっていて太陽光充電が可能、見ての通り懐中電灯(LED)とラジオの機能も持っています。携帯電話と接続するコードはこちら。
見ての通り、ちゃんとMicro USB用の変換アダプタが付属しています。
このデバイス、ヤフオクでは4,000円~6,000円程度で販売されているようですが、eBayで購入すれば送料込みで2,000円程度で買えてしまいます。たとえば、ここであれば、日本への送料込みで$24.99(1ドル = 85円として約2,100円)で販売されています(オーストラリアドル建てがよければこちら)。ページをよく見ればわかりますが、この商品を販売している店舗は香港にあるので、日本でもそれほど送料がかさまないんですよね…
この手のデバイス、現在日本では壮絶な争奪戦が繰り広げられています。被災地のことを思うとその争奪戦に加わるのも気が引けますが(無意味に高騰していますし…)、海外から直接購入するのであればその罪悪感も多少は薄れるというものです。
ちなみに、eBayで何かを購入する場合、Mr. Rebatesというサイトでアカウントを作成、クーポンの発行を受けてから購入すると、購入価格の3%~5%程度のキャッシュバックを受けることができます(料率はタイミングによって変化する模様)。その他多数のサイトでも同様のキャッシュバックを受けることができるので、時々利用する人であれば登録しておいて損はないと思います。
2011/4/1追記 : 実際にモノが届きましたが、Micro USBではなく普通のUSB?でした(少し高い)。
ですから、そのままではNexus Sの充電には使えません。別途変換アダプタを用意する必要があります。
ラジオは自動チューニングですが、ちゃんと動きました。携帯充電は付加ではありますが、コストパフォーマンスは悪くはないと思います。