UCSQ 2023の豪華賞品が到着!

 UCSQ 2023 (アルティメットサイバーセキュリティクイズ 2023) の開催日から6日後、自宅に優勝の賞品が無事到着しました。賞品は自分で選択したものの、気持ちが舞い上がっていたためか仔細までは覚えておらず、実物と対面してみて改めて “おぉぉぉぉ!” となった部分がありましたので、”UCSQに参加するとこんないいことがあるんだぞ!” という宣伝も兼ねて、ここにUCSQ 2023で提供された賞品について書いてみたいと思います。

UCSQ 2023の景品について

 先の投稿にも少し書きましたが、本クイズ大会の賞品の進呈は、まずスライド投影で賞品の概要紹介があり、その後上位入所者から順に好きな賞品を選択してゆく、という形式でした。強いていえば、ビンゴ大会などで時々見かける形式でしょうか。

 ちなみに、賞品紹介の中には賞品の金額に関する情報は一切含まれていませんでした。基本的にいい賞品から順に紹介ていたと思うのですが、PCからゲーム機、家電からお食事券 (池田総統との焼肉 = 実質大阪近郊在住者限定)、水炊きセットからワイン (= 会場で手渡し & 持ち帰り = オンサイト参加者限定) などまでと実に幅広く、全景品の価格を適正に把握できた人は参加者は、おそらく会場にはいなかったのではないでしょうか。

私が選択したのは…

 とはいえ、私の心中は一番最初に紹介された M2 Mac mini 一択でした。その後に紹介された PS5 (デジタルエディション)、Nintendo Sweith (有機ELモデル) も実に魅力的でしたが、Mac miniは長らく自分の購入候補リストに載り続けており、どのような製品であるかは把握した上で、できれば欲しいと想い続けていたからです。

 しかし、遠目に見ているだけであったことも事実で、Mac miniの価格については確か8万円〜くらい、という程度の朧げな記憶しかありませんでした。今にして思えばここで価格をググるという選択肢もあったのですが、以下の2つのどちらかを選択する必要があり、それに完全に気を取られていました (基本は1.だけれども特別に2.を選ぶことも可能、という紹介だったはず)。

  1. 新品で、メモリ8GB / SSD 256GB の構成のもの
  2. 5回ほど利用しているけれども、メモリ16GB / SSD 512GB の構成のもの

 自分の中でかなり悩んだのですが、使用回数が5回と少なかったこと、いずれにせよ開封した瞬間に中古になるのだ自分に言い聞かせ、2.を選択しました。記憶が確かならば、口頭では上記の選択についてのみ触れられていて、投影された PowerPoint の写真には本体以外の付属品も写っていたと思います。おそらくは舞い上がっていたこともあり、この辺で明確に記憶しているのは、2つの選択肢の中からスペックが高い方を選択したという事実だけでした。

開封の儀

 そして自宅に賞品が届きました。割高ですが精密機器を丁寧に梱包・配送してくれるクロネコヤマトのパソコン宅急便を利用する心遣いをありがたく思いながら、開封させていただきました。

 なんだか、Magic Trackpadが見えています。まさかMagic Trackpadが含まれているとは夢にも思っていなかったので、この時点で嬉しすぎる誤算です。Mac mini自体には周辺機器は一切付属しておらず、利用には最低限ディスプレイ、キーボード、マウスが必要となるため、大変ありがたい配慮です。なお、左奥に見える梱包されている何かは、Magic Keyboardでした。with Touch IDのいいやつで、自分には高価で手が出せなかったやつです。こちらも嬉しすぎる。

 言うまでもなく、両者はMacの外付けキーボード・マウス (相当) の製品しては最高級の逸品です。それぞれの直販価格は23,800円と16,800円で、この時点ですでに Nintendo Switch有機ELモデル (希望小売価格37,980円) を超えています。到着した商品を開けてガッカリ、というパターンは時々ありますが、その逆の経験はなかなかありません。

 また、地味に嬉しかったのが、おそらく現地参加者が利用したと思われる参加証とシールです。最初のマルバツクイズは、ウルトラクイズよろしく人間が部屋の中を移動して、誤答すると参加証の一部がちぎられて、3回ちぎられると失格、と聞いていたのですが、参加証下半分の 1, 2, 3 (1と2はシールで隠れていますが) はそれに利用したものだと思います。シールは会場で配布されたものでしょうか。PCにシールを貼る文化が自分にあったら、間違いなく貼付するところです。

 そして M2 Mac mini 本体です。パソコン宅急便ということで、外からの衝撃が伝わらないように考えられて梱包されています。これまで幾度となく、Mac miniや小型Windows PCの購入を検討していたのですが、結果的に購入しなくてよかったです…自分の優柔不断に感謝。

 スペックが高いのを選んだことを思い出し、外箱裏に記載されているスペックを確認します。

 あれ…? “M2 Proチップ” という文字が見えます。搭載メモリ (16GB)とSSD容量 (512GB) は確かに聞いた通りなのですが、M2 Proと聞いた覚えはありません。ここで改めて公式販売サイトで現行のMac miniの価格を確認してみました。

 この時点で初めて気がついたのですが、どうやら提示された選択肢は、上記のいわゆる “吊るしモデル” の左側と右側だったようです。左側のモデルは確かに8万円台で、私の認識は間違っていなかったのですが、右側との価格差がやばいです。ちなみに左側をメモリ16GB、SSD 512GBにカスタムすると140,800円で、これですら想定よりも圧倒的に高額なのですが、まさか想定の倍以上の価値の賞品だとは夢にも思っていませんでした (前述の周辺機器を加えると20万円超)

何に活用しようか….

 予想以上に結構なものを頂いてしまったのですが、現時点では自宅NWにおけるサーバ的な位置付けで利用しようと思っています。Mac mini を除いた自宅にあるApple系のPCは以下の通りですが (書き出してみると多い…)、電源を常時投入してサーバ的に利用できる機器はありません。

  1. Macbook Pro 16inch (2021) (M1 Pro, 32GB, 256GB) : 自分の現在のメインPC
  2. Macbook Air 13inch (2020) (M1, 8GB, 256GB) : 長男の大学授業用
  3. Macbook Pro (2020) (Core i5, 16GB, 512MB) : 会社貸与の検証機
  4. Macbook Pro 14inch (2016) : 1.の前のメインPC、現在高校生の長女が利用中

 ちなみに Apple製のデバイスという意味では長女が利用している iPhone 11、実質ウマ娘専用の iPad mini 6、家族共有タブレットのiPad mini 4 もあるので、今回のMac mini が 8台目ということになります。

 なお、自宅ではオークションで仕入れた PaloAlto PA-220 が稼働しているのですが、機器内蔵のGUIは制限がきつく、アクセスデータを統計的に処理するのはかなり厳しい状況です。そこでM2 Mac miniにSplunkを導入して (ちゃんとMac版もあります) URL / Traffic logを蓄積させ、外部→自宅の攻撃傾向を分析したり、自宅からのアクセスに伴い発生する広告関連の通信をあぶり出して、URLのブロックリストに反映したりしたいと思っています。本当はM2 Mac miniをメインPCとして使いたいのですが、昨年6月に大枚叩いて購入したばかりのMacbook Pro 16inch (2021) を処分するのはさすがに忍びないので…

 また、現時点ではまったくの夢物語ではあるのですが、自分と同世代以上、あるいは自分の親世代の方々向けに、たとえ話で理解が難しいセキュリティの様々な概念の理解を助けるような動画を制作・公開したいと思ったりもしています。この時は、M2 Proが持つGPUパワーが大いに役に立つと期待しています。

それにしても太っ腹なUCSQ

 しかし、UCSQは太っ腹すぎると思います。大企業を含めた数多くのスポンサーがついているので、それなりの金額を賞品に割り当てること自体は可能なのかもしれませんが、それにしても大幅な剰余金が出るとは考えにくく、仮に出たとしてもそれを繰越金として来年度以降のためにプールしておくことも可能なはずです。オンライン参加の費用も300円ですし、繰り返しになりますが本当に大丈夫なのか心配になってしまうレベルです。

 UCSQの企画・運営を担っているSECKANSAIは、 “関西のセキュリティコミュニティを応援し、コミュニティ活動を活発化させることで、関西ひいては日本のセキュリティ人材育成に貢献することを目的としています。” という標語を掲げています。UCSQもこれに準じるはずですし、豪華な賞品を準備してくださっているのはその目的を達成する手段の一つなのかもしれません。私は今回第6回目の優勝者となったわけですが、過去の優勝者がどのような商品を進呈されたのかは、過去開催の取材記事からほんの少し垣間見ることができます。

 私は賞品の存在を知らずに参加申し込みをしましたが、クイズ大会という体裁を取る以上、豪華な賞品を設定することは集客に少なくないインパクトを与えるはずです。今回あえて賞品に焦点を当てた記事を書いているのも、”これだけの賞品が提供されているという事実を知ってもらうことが、将来的な参加者増に寄与するのでは” という期待もあります。

 矛盾めいているかもしれませんが、来年度以降参加される方々には賞品に、そして自分がそれを獲得できる可能性に期待しつつも、コミュニティを盛り上げるという運営側の意図も汲んで頂ければなと思っています。

来年は個人スポンサーで参加したい!

 長くなりましたが本稿はこの辺で終わりとし、UCSQの企画・運営に関わったすべての方々に感謝の意を示しつつ、来年7月の次回開催を待ちたいと思います。来年は可能ならば個人スポンサー枠で現地参加 (いまだかつて大阪に行ったことがない…)、大阪行きが難しければオンライン参加の個人スポンサー枠 (個人スポンサーで申し込んでナイトパーティーを辞退すればいいのかな..?) で申し込んで、今回のお礼を込めて少しでもUCSQの運営に恩返ししたいと思っています

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